「否定してほしい問いかけ」をする、という理解できないコミュニケーション

こないだ友達数人と飲んでいた時に、隣に座っていた女友達ととある歌手の話をしていた。○○って歌下手だよねぇ、みたいなそんな感じで話していたんだけれど、その友達が「いやー、けど私も歌下手だからなあ」と言った。その友達とは何度かカラオケにも行ったことがあるんだけれど、お世辞にも上手いとは言えなかったから、素直に「うん、そうやね」みたいなことを答えたら、一気に不機嫌になってしまった。そのまま、険悪なムードのままお開き。で、うむむと思ったのでこのように書いている次第。

当然、相手があんまり仲良くない人だとか、知り合ったばっかりの人だとしたら、「いやいや、そんなことないですよ」とお世辞を言ったり、ウソをついたコミュニケーションを取る。嘘も方便とは言いますし、円滑なコミュニケーション、友好な関係性を築く上で自分の本心を殺す、という行為もそれはそれで重要だと思う。けれど、十年近くの付き合いですし、そういうお世辞を言う関係性でもない、と思っていたんだけれどなあ。俺が関係性を見誤っていたのか?

そもそも、彼女がどういうつもりでそういう問いかけ、というかそういう言葉を発したのか、意図が全く分からない。今回のケースだけじゃなくても、同じような問いかけをされたことがある。別の女友達が「いやー、マジで太ったわー」みたいなこと言ってたから「せやな、痩せろや」と言ったらブチ切れられたこともある。俺が悪いのか?言ってたから同意しただけだし、事実太ってきてた。否定してほしいのか?お世辞を言ってほしいのか?なんなのか?全っ然、意図が汲み取れない。生温いコミュニケーションがしたいのだろーか。。。

当たり前の話だけれど、誰かとコミュニケーションをする際にいちいち「おまえ、太ってんなー」とか「歌ヘッタくそやなあ」とかは言いませんよ。そういう風に意図的に相手を傷つけることもできるけれど、そこまでコミュニケーションが下手くそなわけじゃない。ただ、今回の場合はなんつーか、クソまずい料理を出されて、作った相手が「めちゃくちゃマズイでしょ?」と言ってきたので「うん。クソまずい」と言ったら怒られた、みたいなもんなんですけれど、このケースの場合は相手から問いかけされなきゃ黙々と食っているし、わざわざその問いかけする必要ある?と思うのですよ。こっちはこっちで相手を怒らせないためには本心を隠す必要があると思うし、相手は相手でこっちが本音を吐露したら機嫌が悪くなるしで、もう何の得にもならない。意味が分からない。

最初にも書いたけれど、当然そういう問いかけをされた場合は相手との関係性とか距離感は測る。本音を言うか、お世辞を言うかはケースバイケース。ただ、本音を言った方がストレスがたまらないし、多分ウソついても後々の関係性が良くなるかというと微妙だと思うんだよなあ。まあ、本音言って相手がキレている状況を見せられる、というのもそれはそれでストレスが非常に溜まるわけですし、むしろめんどくせぇ、お世辞言っておけば良かったなー、とか思ったりもするわけですけれど。

謙遜とも違うし、一時期どっかでみた「自分バカなんで」という予防線を張るような言葉とも違う。

とりあえず、めちゃくちゃめんどくさいなー、と感じるので個人的にはこういうのはよろしくない、軋轢の種になるだけだ、と思っている。こういう問いかけをしてしまうなあ、と心あたりがある人は是非「なぜ、こんなことを言うのか」というのを教えてほしい。併せて、模範的な回答を知っているぜ、という人も教えて。お世辞を言っておけばよかったのか?なんなだろうなー。