ラノベが読書だろうが読書ではなかろうが、どっちでもいいだろ

以下の増田とそれに対するリアクションを読んだ。

ラノベは読書に入りますか？ - はてな匿名ダイアリー

少なくとも、本を読む楽しみにおいて、そこに差異はなかった。
だから、今「ラノベを読書と呼ぶなんて」と盛大に眉を顰める人に出会うと、「別にいいんじゃないの？」と疑問を抱かざるを得ない。
それともラノベはそこまで変質したのだろうか？

ラノベはおやつにはいりますか - 愛されたいならアイスだけ

　結論から言うと、「読書の定義によって入ったり入らなかったりする」というのが一番ベストな答えだと思う。読書にもいろんな読書があるのである。

趣味に「音楽鑑賞」って書いている人は何となくクラシックとか、もうすこしポピュラー寄りにしてもジャズとかを聴いているイメージが個人的にはある。で、趣味：音楽鑑賞っていう人に出会ったとしたら、「何が好きなんですか？」と尋ねて「うーん、メタリカですかねぇ」とか言われたら、ちょっと面喰う。仲間意識は芽生えるが、「音楽鑑賞」と「メタリカ」がイコールで結びつきにくい。まー、あくまで俺は、だけど。

で、ラノベだ。確かに「趣味は読書です！」って言っている人に何読んでるの？って尋ねて、「うーん、今はやっぱり「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」ですかねぇ」とか言われたら、やっぱちょっと違和感を感じる。ああ、ラノベね、って言う感じで。別に馬鹿にはしないが、趣味：読書と言われたら、ラノベという連想はしにくい。これも「あくまで俺はそう感じる」ってだけ。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (ガガガ文庫)

ただ、ラノベが読書なのか読書じゃないのかなんて、別にどっちでもいいと思うんだわ。その人が読書だと思えば読書だし、読書じゃねえというなら読書じゃないんだろう。まさに「お前がそう思うんならそうなんだろう、お前ん中ではな」ってやつだろう。

俺もたまにラノベは読むが別に「読書している」とは思わない。ただ、普通のミステリだったり、普通の小説だったり、評論書だったり、社会学系の本とか読んだりしている場合も別に「読書している」とか思わない。ただ、そこにある文字を読んで頭に入れているだけ。勉強のための本以外なんて、読みたいから読むだけだろう。

仮にラノベが読書に入らないからと言ってそれがどーした？ラノベを読んでいるからバカにされたとしてもそれがどーした？「読書している」というレッテルとかステータスとかキャラが欲しくて本を読んでいるのか？違うだろう。ラノベが読書に入っても、入んなくてもどっちもでもいいんじゃないか。読みたいものを読めばいい。人の目を気にして「ラノベ読んでるけど読書って取られないから読むの辞めよ」とかアホらしくて仕方が無い。