2019/11/8から11/13にかけて4泊6日でバルセロナに行っていた。ので、その旅行のメモ。
メッシやばい
バルセロナ、というと様々な世界遺産が存在する街であるとともに、サッカーファン的にはやっぱりFCバルセロナ。というわけで、もちろん行ってきた。
こちらも事前に日本でチケット購入したんだけれど、レアル・マドリードとのクラシコやチャンピオンズリーグやタイトルがかかった試合以外だと大抵チケットは売れ残っているので、通常のリーガの試合の場合だと当日券で問題なく買えるはず。今回は2階席の角っこ部分のチケットを取ったんだけれど80ユーロぐらいだった。1階席の一番いい席で250ユーロぐらいだった気がする。もちろん、試合のカードがよかったり(クラシコ以外だとバレンシア戦、アトレティコ戦とか)、CLとかだったりするとチケット価格はグンと跳ね上がるみたいだけれど。
海外、特に欧州サッカーを見に行く際、気をつけるべきだと言われていることとして、スタジアムの周りに何もない、ということだ。メシ食ったり、酒飲んだりするところが無い、とされている。けど、カンプノウはそんなことはなくて、バルセロナの公式ショップは広くて色々見て回れるし、その近くにはファーストフード店もあったりと、わりと試合まで時間を潰すことができる。スタジアム内部にもちょっとした売店で酒やサンドイッチを購入することができた。まあ、これはカンプノウだからであって、他の欧州のサッカースタジアムではそんなことはないのかもしれない。
で、試合。この日の相手は現在リーガで18位のセルタ・デ・ビーゴ。とはいえ、最近はバルサも調子はあんまり良くはない。が、序盤からバルサがボールを握る展開。まあ、いつも通りですね。テレビで見たりしてうめー、って思うことはもちろんあるんだけれど、やっぱり全員すげーうまい。Jリーグの試合と比較するとやっぱりプレーの精度が全然違うな、と思う。トラップミスなんて全くしないし、「そこ通す!?」みたいなパスを通しまくって、チャンスを作りまくる。おれが応援している神戸もポゼッションサッカーをやろうとしているけれど、やっぱりどうしても縦への難しいパスを躊躇したりして、横への展開したりして、間延びしてしまうケースが散見される。ボールを保持しつつも縦への効果的なパスを高い精度で通すということ、更に言えば縦パスを通すのを失敗したとしてもそのあとのフォローを準備していることが重要だなー、と見てて感じた。
そうこうしているうちに、相手のハンドでPKを獲得して、メッシが冷静に決める。
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が、その直後に相手のFKで失点。これはうまかった。
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前半最後にいい位置でFKを獲得。これをメッシが決めて2点目。これは凄すぎた。メッシやばい。
さらに後半開始してすぐに、またもメッシがFKで得点。ハットトリック。メッシヤベー。
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最後はブスケツが決めて、4-1。
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怪我明けのスアレスも出てきて惜しいシュートを外すなどして、バルサが完勝。いやー、強かった。特にメッシはやっぱりすげーなー、と改めて思った。中盤に下がったりしても相手からすると嫌な位置に立ったり、自分でも得点を取ろうとするし、味方を生かして得点を生み出そうとするプレーも抜群。守備はしないけれど。将来的にはヴィッセル神戸で夢を叶えて欲しい。あと、この日はアルトゥールもいいなー、って思った。
そうそう、バルサの試合に限らず、リーガの試合を見に行く時の注意点として、2週間くらい前までに試合開始日時が確定しない、という点がある。今回見た試合は11/9に開催されたんだけれど、最初に予約した当初は11/10に開催予定だった。なので、他にも行きたい観光スポットがある場合は、まず試合の日時が確定した後に予定を立て直す必要がある。
交通
地下鉄が発達している。今回はバルセロナ市内だけの観光だったので、それだけで事足りた。10回乗り降りできるチケットが10ユーロくらいで売っているので、それを使うと良い。もう少し郊外に行く場合は別の鉄道を使う必要がある。
あと、観光客には関係のない話なんだけれど、電動式のキックボードを使って移動している現地の人たちが結構多かった。ちらっと調べたところによると、100ユーロとかそこらへんの値段で買えるみたい。いいなー、って思いながら徒歩でテクテクと歩いたりしていた。買って日本に持ち込むことはできたのだろうか。
治安
スリが多いという評判だったけれど、幸いスリには合わなかったし、特に身に危険を感じるようなシーンは全くなかった。
今回の旅行の2、3週間くらい前にカタルーニャ独立派の指導者たちが禁固刑を受けたことに対する大規模なデモが発生していて、そちらはすこし不安ではあったんだけれど、おれが行った時にはすでに収まっていた。ただ、カタルーニャの独立に関する問題は定期的に発生していて、それによってサグラダファミリアが閉鎖されたり、サッカーの試合が中止になったりする。デモに関しても夜は火を放たれたりと、結構な感じなので、バルセロナに訪れる予定の人はそこらへんの動向をチェックしてみると良いかも。また、バルセロナ/カタルーニャの歴史についても少しだけ、学んでおくと良いかも。おれは以下の本を飛行機の中で読んだりしました。
バルセロナを歩いていると、サンタクロースのようなでかくて白い袋を持った黒人の集団をたまに見かけたのだが、どうやら彼らはいろんなブランドの商品のパチモンを路上で売るような人らしい。カタルーニャ広場なので売っているのも見かけた。ちょっと調べたところによるとアフリカ系のマフィアと繋がっていたりするらしいので、あんまり近づかない方が吉かも。
余談
今回、ロンドン経由でバルセロナに行ったんだけれど、ロンドンの空港で小腹が減ったのでものは試し、と寿司を食べてみた。イギリスのメシというとまずい、というより味がしない、ということで評判だけれど、この寿司もものの見事に味がしなかった。無味というより虚無。しかも、一番驚いたのは虚無力が強すぎるせいか、醤油をかけても、無に吸収されて、無味が変わらないという点。ただ、帰りもロンドン経由だったんだけれど、その時に食べたフィッシュ&チップスはちゃんと味がした。
FGOの星3礼装みてーなステンドグラス