KING BROTHERS

今週に入って急に仕事が忙しくなってしまったんだけど、おとついは何とか仕事を終わらせて、KING BROTHERSのライブに行ってきた。キングは多分、というか間違いなく10代の頃に一番ライブを観た回数が多いバンドだった。彼らは西宮で僕は神戸だったし。けど、ここ数年間は全然ライブに行ってなかった。そのころから音楽の趣味が変わったとかもある。音源は出たら買ってたんだけどね。多分、ライブみたらやっぱりカッコいいんだろうな、と思っていたんだけれどなんとなくスルーしてたら、しばらくライブを観ていないことに気づいたので、観てきた。渋谷aubeにて。クリトリック・リスとのツーマン。

クリトリック・リスは初めてみたんだけれど、サイコーだった。あれをサイコーと言わずになんというのだろうか。クリトリック・リスを目的にライブを観に行くことはないだろうと思うけれど、なんかのついでがあったらぜひまた観たい感じ。"バンドマンの女"という曲がすさまじかった。

そんで、キング。久しぶりに見た、リーダーとマーヤ。リーダーはあんまり変わってなかったけど、マーヤはちょっと年取ったなあ、と思った。来年40だもんなあ。俺も30だし。けど、やっぱりライブはカッコよかったな。ああ、これだよ、これ、って思った。というか、思い出した。リーダーは相変わらず怒ってたし、マーヤは相変わらずダイブ&スクリームしてた。マイクは咥えなくなってたけど。去年、加入したゾニー氏のドラムも良かった。


ここ最近はライブを見たりしていても「我を忘れて楽しむ」ということがなんだか出来ていなかった。

なんでもそうなんですけど、何かを120%楽しもうとするなら自意識って捨ててしまった方がよくって、ライブでもクラブでも、周りの目とか普段の自分と地続きの状態を引きずってると、トランスできない。

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この言葉は確かにそうだよなあと思ってて。んで、年を取るごとにそーいう自意識を捨てきれないというか、自分自身を客観視してるとこがあったと思う。だけど、こないだキングのライブを見ていた時はそういった自意識みたいなものが全く無かった気がする。僕自身がそーいうモードだったのか、バンドがそーさせてくれたのか。多分、後者だと思うんですけど、そうだとしたらやっぱり最高のバンドだな、と改めて思ったし、昔みたいに月イチとかでは無理かもしれないけれど、それなりのペースで観に行きたいなと思った。