Tweedy『Sukierae』

Sukierae

Sukierae

 今日の通勤音楽。Wilcoのギター/ボーカルを務めるJeff Tweedyと彼の息子であるSpencer Tweedyによる作品。Spencerはドラムを務めていて、その他の楽器とかはJeffがやっているっぽい。実質はJeff Tweedyによるソロアルバムという感じでしょうかね。Wilcoは俺めちゃくちゃ大好きなので、このアルバムもある程度の期待を持って聴いたんだけれど、好きなバンドのフロントマンがリリースするソロアルバムって、結構いいんだけれどやっぱりそのバンドの方がええなーってことが多いんだけれど、このソロアルバムはめちゃくちゃ良いです。それこそWilcoの時と甲乙つけがたいくらい良い。少しカントリー風味で土着的なインディーロック、というのがWilcoだと思っているんだけれど、このアルバムもそういった土着的でプリミティヴな要素が詰まっているインディーロック。これがWilcoのニューアルバムですよ、っていわれても結構納得のいくようなクオリティだと思う。Wilcoよりもよりアコースティックかなあ。決して尖っているようなサウンドではなく、むしろ丸い感じのサウンドなんだけれど、ちゃんと刺さる。Wilcoもそうなんだけれどメロディは当然のこと、引き算といいますかスキマを生かしているところが個人的に非常にツボ。ジャケをみると息子はもっと子どもだと思っていたんだけれど調べたら18歳と意外と大人だった。ジャケ写は子どもの時の写真かな?ちなみにアルバムタイトルである『Sukierae』はJeffの奥さんのニックネームだそうな。

 2枚組トータル20曲となかなかのボリューム。