キセルやYOUR SONG IS GOOD、SAKEROCKなど個性的かつ、人気のあるアーティスト/バンドが多数所属しているレーベル、カクバリズム。その社長である角張渉氏がボーカルを務めていたショート&ファストパンクバンドsnotty。銀杏BOYZのギター(だった)チン中村も所属していました。西荻窪にあったWATTSという超汚いライブハウスを拠点に活動していて、DASHBOARDと共に非常にローカルかつ独特なシーンを形成していた。
FRUITYにも似た「1分程度の曲に詰め込められるだけアイディアを詰め込みまくる」という、なんつーんすかねー、音のジェットコースターみたいな？そんな感じ。ただ、FRUITYはベースがスカコアだったけれど、snottyにはそんなにスカの要素は感じない。もっと前のめりなパンクチューンばかり。んで、どれもこれも曲が短い！まさにSHORT & QUICK。あと、ギターが素晴らしい。銀杏BOYZはそこまで好きじゃなくて、アルバムも持ってるんだけれどそれほど聴きこんでいない。なので、チン中村といえば俺の中ではsnottyなんだけど、アベフトシ(thee michelle gun elephant)みたいな高速カッティングが聴いていて非常に気持ちいい。ギターの音自体もアベっぽくて、乾いていて切れ味鋭い。
ちなみにこのアルバムは2種類あって、中身は同じ(多分)だけどジャケ違いがあります。日本盤とイギリス盤。写真はイギリス盤。俺が持っているのは日本盤ですが。両方とも廃盤だけど、イギリス盤はdiskunionとかだと比較的安価で出回っている。FRUITYやユアソン、銀杏が好きな人はぜひ。
