【今日の通勤音楽】toe "the book about my idle plot on a vague anxiety"

通勤中にiPodで聴いた音楽を紹介する誰得なコーナー。今日はコレ。

the book about my idle plot on a vague anxiety

久しぶりに聴いた。日本のインスト、ポストロックバンド、toeの1stフルアルバム。俺がポストロックにハマったキッカケの一枚でもある。インストだけれどちゃんとメロディもあって、そんでそのメロディも唄っていてキャッチー。ポストロックってどんな音楽？って尋ねられたら、このアルバムを差し出してもよいと思う。

個人的に最近のtoeはオシャレになりすぎててあんまり好きじゃないし、去年だか一昨年だかにリリースされたepは試聴したきり買っていない。まあ、ライブは相変わらずカッコいいし、あんまり好きじゃない、といっても良い曲はそれなりにあるんだけれど。だけど、やっぱりtoeはこのアルバムとその前の"songs,ideas we forgot"が好き。メンバーのルーツであるパンクやハードコアの爪痕が絶妙に見え隠れするところが好み。

んで、toeといえばやっぱり外せないのが柏倉氏のドラム。ドラムが唄っている、という形容詞はいろんなところで見聞きするけれど、彼ほどその形容詞にふさわしいドラミングをする人はいないだろう。手数も多いんだけれど、絶妙に計算された引き算とか素晴らしいと思う。そして、そのドラムの魅力はこの作品でも十二分に発揮されていると思う。ドラマーはこのアルバムを全てコピーするだけで随分技量が上達するんじゃないだろうか？まあ、コピーできる時点で結構上手いと思うんだけれど。

このアルバムで一番好きな曲は"i do still wrong"。彼らが大きく影響を受けたであろうpeleというバンドがいて、俺もそのバンドは大好きなんだけれど、この曲はめっちゃpeleっぽい。んで、メロディがめちゃくちゃキャッチー。聴いてて楽しくなる曲です。まさにポスト"ロック"な一曲。

そういえば、学生時代にtoeのコピーバンドを学祭でやったことがあるんだけれど、知らんうちにニコニコ動画にアップロードされていたなあ。とりあえず、酷評はされなかったので良かった。ドラムは絶賛されてた。今は削除された模様。