Kitty, Daisy & Lewis『Superscope』

聴いた。

SUPERSCOPE [LP] [12 inch Analog]

SUPERSCOPE [LP] [12 inch Analog]

姉妹弟でやってるブルース/ルックンロールバンドの4枚目(多分)のアルバム。前のアルバムがなかなか傑作だったけれど、このアルバムも良かった。ボーカルや楽器のパートも曲によってそれぞれ変わっているからだろうか、土臭いブルース/ロックンロールが根底にありつつも、曲がバラエティに富んでいると思う。やっぱかっこいい。んで、箱モノギターが弾きたくなる。来年の1月に来日するらしいので時間とカネに余裕があれば行ってみようかなと思っている。

『ディアスポラ』/グレッグ・イーガン

読んだ。

ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)

ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)

「めちゃくちゃ難しい」という前評判は知っていたのだが、以前読んだイーガンの『順列都市』が難しいながらもすごく楽しめたので、これもいい感じに楽しめるだろうなー、と思っていたのだが、めちゃくちゃ難しくて半分も、いや1/10も理解できなかった。ワケ分かんねぇ。2部まではまだなんとか理解が追いついたのだけれど、3部がマジで意味不明。そこから完全に突き放されてしまった。良く分からん。ただ、よく分からんがスゲー、ということは分かる。そして、読んでいて頭がクラクラするのだが、この体験はなかなか他では得難いものがある。解説とかを読んでみてから、もう再読してみよう、と思った。

Hi-Standard『The Gift』

聴いた。

THE GIFT

THE GIFT

再結成したり、活動休止していたバンドが久しぶりにリリースした作品って大抵はあんまり良くない。スマパンもそうだったし、今年リリースされたAt The Drive-inだってそうだし。マイブラとかBRAIDは結構良かったけど。それはさておき、このハイスタの新譜はどうだったかというと、悪くはないけれど、そんなに良くはない、みたいな感じだ。過去にリリースした3枚のアルバムはこれからも折に触れて聴き続けるだろうが、このアルバムはどうかな。もちろん良い曲もあるし、「これが今のハイスタ」と言われればそうなのだろうけれども、こう、なんつーか、15年くらい聴き続けてきた今までの曲の重み(?)みたいなものがやっぱりデカすぎるかなー、と。全部の曲を覚えているというか、身体に染み付いてるもんな。ライブも見てみたいけれども、おそらく自分が盛り上がるのはやっぱり活動休止前の曲だろうなあ。あと、一番がっかりしたというか「え?」って思ったのが、最後の曲の後のおまけがなかったこと。

ちなみにこのアルバムと同時にAIR JAM2000のDVDが発売されていて、ついでに買ってしまったのだけれども、このDVDは良かった。VHSで何度か見たことあるんだけれど、何気にハイスタの出演分をフルでみるのは初めて。

the Effects『Eyes to the Light』

聴いた。

EYES TO THE LIGHT [LP] [Analog]

EYES TO THE LIGHT [LP] [Analog]

Faraquet、Medicationsをやっていた人が新しく始めたバンドの出たばっか(多分)の音源。リリースはもちろんDischordから。DischordからリリースされたバンドってFugaziとかもそうだし、Q and not Uとかもとても好きなのだが、FaraquetとMedicationsがやっぱり好きだなー、と思っていて、それはなぜかというとマスロックで複雑な構成の音楽であるにもかかわらず絶妙にポップだからだと思う。んで、このthe Effectsも以前やっていたバンドと同様にマスロックっぽい構成で結構難しいことやってんだけれど、それを感じさせないくらいのポップさがあって、期待通りな感じ。まあ、焼き直しじゃん、と言われればそうなのかもしれないけど、良いモンは良い。

オブジェクト指向でなぜつくるのか 第2版

読んだ。

オブジェクト指向でなぜつくるのか 第2版

オブジェクト指向でなぜつくるのか 第2版

オブジェクト指向についてはざっくりと理解はしていたつもり。この本でも書かれている通り、クラスとかインスタンス化とか継承といった、OOPの基本についてはそれなりに知っているつもりだし、使ってもいる。だけど、OOPにおけるメモリの使われ方といった話になると、全く意識していなかった。というか知らなかった。また、デザインパターンUMLについての話もあったり、Haskellのような関数型プログラミングを取り上げてOPPとの違いが解説されたりしていて、OPPに留まらない内容。