ほんとにすごいぞ、くるり

タイトルは「図鑑」がリリースされた時のキャッチコピーです。くるりは好きです。とはいえ、めちゃくちゃな大ファンというわけでもなく、アルバムはリリースされるたびに購入し、リリースツアーではどこか一箇所は必ず見に行くとか、そういう感じの一応ファンな俺なんですけれど、こないだPVが公開された新曲の"Liberty&Gravity"がマジですげーと俺の周囲の人達(バンドマン含む)が騒いでいるので、マジで?そんなに?ということでやっと今聴いたんだけれど、この曲すげえええええ、と思ったので今タイピングしています。

えっと、これはロックンロールの闇鍋だ!という一言で済む曲です。ソウル・フラワー・ユニオンとかもそーなんだけれど、このごった煮感、闇鍋感というのはロックンロールを奏でるバンドマンとしてはすごい理想的な音楽でして、かくいう俺自信も闇鍋チックなごった煮なロックをやろうとしても、なかなか音楽的でなかったり、人様に聴かせられるようなクオリティに収めることが難しいので、それなりに形になるように、言ってしまえばスケールの小さいスキヤキみたいな音楽なってしまいがちなんだけれども、このくるりの新曲は闇鍋的でありつつもめちゃくちゃ旨い。闇鍋っつーとアホな奴が革靴とか持ってくるイメージなんすけれど、この曲はうまいこと各々が持ち寄った材料がうまいこといっていて、最高のハーモニーを奏でていると思うんすよねぇ。革靴すらいい感じの出汁を出している。具体的に言うと、1:23秒以降。ここマジ最高。分からん?分かれよ!この後の「ヨイショッ!」からの四つ打ちの入れ方、タイミングも絶妙でマジですげぇ、と思うんですよ。まあ、とりあえず、聴け。酔っ払っているなう。で、この曲6分以上、あるんすよねぇ。これくらいロックという音楽フォーマットで「6分」という時間をあんまり感じさせない曲は結構、希少だと思います。ホーンもいい感じ!寝ます。