通勤中にiPodで聴いた音楽を紹介する誰得なコーナー。今日はコレ。*1
- アーティスト: Discharming Man
- 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
- 発売日: 2011/09/21
- メディア: CD
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ここ札幌と言えば、私が大変昔から尊敬しておりますブラッドサースティブッチャーズ、そしてイースタンユース。fOUL、tha bule harb、そして惜しくも、これまた解散してしまったんですけどもカウパーズ。その他色んな私が影響を受けたバンドがここ札幌には多くいらっしゃいますね。
ナンバーガールのラストライブでの向井秀徳氏のMC。この通り、札幌では素晴らしいバンド・アーティストが多く産まれ、俺自身も「そういう風になれればいいな」と思いながらやってたわけだけど、このMCには足りないバンドが一つある。それがキウイロール。焦燥的でハードコアなサウンドと抒情的な歌詞にやられた。そして、そのキウイロールのvoを務める蛯名氏のソロプロジェクトがこのdischarming man。この"フォーク"は2011年リリースの2ndアルバム。
キウイロールと言えば、やはり蛯名氏のボーカルを抜きにしては語る事はできない。全てを吐き出すように幾多のメッセージを投げかける。同じようにdischarming manでの蛯名氏もキウイロール時代と変わらず、全てを吐き出すボーカルがあって、もうそれがdischarming manの全て、と言っても過言ではないと言える。が、バンドサウンドも素晴らしいです。キウイロールはもう少しハードコア、激情寄りな音づくりだったけれど、discharming manはポストロック寄りのサウンド。確かこのアルバムは吉村秀樹氏(ブッチャーズ)がギター弾いていたはず。吉村氏はライブにもギターで参加していた。
アルバム全体としては壮大さ、というかスケールの大きなサウンドに圧倒される。蛯名氏の歌をベースにした、ドラマチックな曲が多く、そういうのが好きな俺にとってはホントいいアルバムだなー、と思う。そういう熱量に溢れた曲達を締めくくる"Good-Bye"は蛯名氏による弾き語り。この曲はメロディーがとても良くて、ラストソングにふさわしい。
ところで、つい最近stiff slackより7インチがリリースされた。Limited 500。この7インチも良かったよー。あと、2色の盤面がとてもきれい。