窓付きの風呂場

別段、引っ越す予定は今のところは無いのだが、次に住むならこんな家が良い、という条件はいくつかある。その条件の一つに「風呂に窓がついている」というものがある。まあ、これは別にMustではなく、あったほうがBetterという感じなのだが。

防犯上は窓がついていない方がいいのかもしれない。しかし、この時期は夕方の5時くらいだと、まだ陽が昇っていて、休日とかに、やることを全てやってそういう時間帯に窓から外の光が差し込む中ザバッと風呂に入る。これ以上の贅沢というのはなかなか無い、とおれは思う。陽が昇っている時間帯に露天風呂などに入るのもそれはそれで気持ちがいいし、贅沢なものであると思うのだが、それとはまた違った、充足感、気持ち良さを得ることができるのでは無いかと思う。今住んでいる家は風呂場に窓がついていなくて、たとえ外は陽が昇っている時に風呂に入っても「あぁ、陽が昇っている時間に風呂は入れて最高だー」みたいな気分になることが無い。

マンションとかだとあんまり風呂場に窓がついている家はあんまりなくて、一軒家だと多いイメージだ。実家は一軒家で窓付きだった。しかし、おれには一軒家を買う余裕はない。5000兆円欲しい。

【作った】社会性フィルター付きTwitterクライアント

作った。Twitterクライアントというかつぶやき専用機みたいなやつ。多分動くと思う。
社会性フィルター付きTwitterクライアント

技術的な話はあとでQiitaに書くけれども、形態素解析でツイートのネガポジ判定を行い、ネガティブ値が一定の閾値を越えると「にゃーん」に変換されてツイートされるって感じ。UIが限りなく無情だし、ツイートしてもいいですか的な確認も無いけど、とりあえず、できたらリリースするって感じでやった。気が向いたらアップデートしたりしなかったり。けどHTTPS対応はやらないといけないので、やる。

30歳でプログラミングをはじめて1年ちょっと経った

同年代に比べても悪くない給料をもらい、残業もめちゃくちゃ多いわけでもなく、有給もそれなりに取りやすく、趣味やプライベートにも十分に時間を割ける。そういった仕事をしていた。漠然とプログラミングがやりたいな、と思いながら入社した会社(ユーザ系SIer)では一行もコードも書かなかったが、当時はバンドもやっていたので、レゾンデートルはそこで証明できていた。が、それは長くも続かず、だらだらとぬるま湯に浸かりながら、ネット上でクダを巻いたりしていたらいつのまにか30歳になっていた。なんとなくこのままじゃあ、ダメだなあ、と思った。かといってこの環境を変えようとしてみてもおれが持っているスキルというのはたかが知れていて、何度か面接をしてみたがことごとく失敗。当然といえば当然ではある。ぬるま湯に浸かり続けて来たやつにはそれなりの報いがあって当然だろう。ということで、思い立ってプログラミングを始めた。30歳ではあまりにも遅すぎるとは思ったものの、プログラミングには興味を持ち続けていたし、何もアクションをせずにこのままでぬるま湯に浸かり続けるのも嫌だし、ぬるま湯はやがて水風呂になり冷え切って死んでしまう。堤修一さんのブログのプログラミング素人の31歳が、カヤックに入社するまでの記録・ダイジェスト版 - Over&Out その後を読んだりして自分を奮い立たせたりした。プログラミングスクールなどバカバカしいと思いつつも、自分のケツを叩くために安くないカネを払って、仕事の後、土日を使ってひたすら講義を受けたり、コードを書いたり、本を読んだりした。カミさんには全くかまえず迷惑をかけたが理解はしてもらった。そして、当たり前だがよく分からないことも多かったが、それよりも自分がコードを書けて、ブラウザ上で思った通りの動作をしてくれることに「おぉ」なんて思ったりした。幸いサーバ周りの仕事をしていたこともあって、環境構築とかRDBMSLINUX/UNIXへの理解はあったので、おそらく初心者が「うっ」となりやすいポイントでつまづくことはなかった。よく分からないけれど動くコードを書いたりもしたが、それでもなんとかやっていったら、コードを書くことを生業にすることができた。当たり前だがひよっこなので、これからもガシガシとやっていかなければいけないけれど。

でまあ、これだけ書くと「おれ頑張ったぜ、どやぁ」みたいに捉えられるかもしれない。いや実際、おれとしてはわりと頑張った、と思う。全てのリソースを注いだ、というわけではないが、それなりのリソースは注いだ。カネも時間も。しかし、それよりも『遅すぎる事なんて 本当は一つもありはしないのだ 何するにせよ 思った時がきっとふさわしい時』*1だよなあ、とつくづく感じた。年齢を理由に何かを諦めるなんてバカバカしいよな、と思った。まあ、野球やったことないのに30歳から「おれはプロ野球選手になる!」というのは流石にちょっと無理があるかもしれないけれど、30歳になってから新しいスキルを身につけてそれを生業にしようという選択をしてもいいし、40歳になってからギターを買ってロックバンドを始めるという選択をしてもいいし、50歳になってからマンガを書き始めるという選択もいいし、60歳になってから料理人を志すという選択もよい。確かにおれは30歳になってからプログラミングをはじめて、それは世間のエンジニアに比べればずいぶんと遅いタイミングだったのだろうが、きっとおれがプログラミングを始めるべきベストなタイミングは30歳だったんだ、と思うことにしている。なにかを始める時、周りの人に比べてずいぶん遅いスタートだったとしても、それは自分に適したタイミングだったんだ、と思うとずいぶん楽になると思うのだけれど、どうだろうか?

ところで、最近酔っ払いながらNETFLIXでスケボーのドキュメンタリーを見て、カッコいいなー、なんて思っていたら、いつの間にかコンプリートデッキを注文していたので、今度初心者向けのスクールに一回行ってみようかな、と思っている。もう31歳だけど。だからどうした。おれにとってスケボーを始めるべきタイミングは31歳だった、というそれだけの話だ。


特別お題「『選択』と『年齢』」

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*1:via 泣かないで恋人よ/THE BLUE HEARTS