色々聴いたけれど、とりあえず今年リリースされたやつで個人的に良かったなーとかよく聴いたなーってやつをベスト20で書いていく。全部にコメント書くのはだるいので、軽めにさらっと。
17 Kanye West/The Life of Pablo
最初はTIDALでしか聴けない作品だったけれど、いつの間にかApple Musicでも聴けるようになっていた。
16 Whitney/Light Upon the Lake
主要メンバーの一人はex-Unknown Mortal Orchestraらしい。たしかにその感じはあるかも。全体的に土着的なグルーヴに包まれていて個人的にツボ。
15 DIIV/Is the Is Are
ローファイ・ポップなサーフロック、という感じ。シューゲイザーのような浮遊感もありつつ、どこまでもキラキラしている。
14 Magrudergrind/II
今年はちょこちょこ買ったりはしてたのにあんまりハードコア聴いていないんだけれど、これはよく聴いたなー。グラインドコアっぽい感じ。あと、ジャケがカッコイイ。
11 坂本慎太郎/できれば愛を
坂本慎太郎の3rd。これまでよりも明るい雰囲気だけれど、なんつーかめちゃくちゃニコニコしてるけれど目が笑ってないオッサン、みたいな感じ。"鬼退治"は歌詞含めて中毒性がある。
10 サニーデイ・サービス/DANCE TO YOU
個人的にサニーデイサービスで一番好きなアルバムは『Mugen』なのだけれども、今年リリースされたこのアルバムも同じような匂いを聴いていて感じることができた。どの楽曲もクオリティがことごとく高い。聴いていて心地が良くなる傑作。
9 Mannequin Pussy/Romantic
ノイズ・インディー・ハードコアなサウンド。このバンドについて深く知らないのでアレなのだけれど、ボーカルの人はPerfect Pussyの人なのかな?荒々しくノイジーなサウンドもそうだし、吐き捨てるような女性ボーカルもそうだし、なによりバンド名もそれっぽい。まあ、そんなのはどーでもよくて、超カッコイイっす。
8 Saba/Bucket List Project
シカゴのラッパーSabaの初のフルアルバム、とのこと。あんまりこの人のこと良く知らないんだけれど、トラックとラップの乗り方が心地よくて秋以降にしょっちゅう聴いていた。フィジカルリリースは今のところなくて、ストリーミングサービスやダウンロードサイトで無料で配信されている。
7 American Football/American Football
いや、まさかAmerican Footballの新作が聴けるとは思わなかった。再結成されたエモ/ポストパンクレジェンドが17年ぶりにリリースしたアルバム。絡み合うバンドアンサンブルとマイクキンセラの泣きのメロディーはまさにAmerican Footballって感じだ。ただ、個人的には1stが大名盤過ぎるし、思い入れが強すぎるので、そっちの方が好きかなー、とは思う。けど、コレもやっぱり良い。
6 Wilco/Schmilco
あんまり話題になっていない気がするのだけれど、このアルバムは傑作ではないでしょうか。Wilcoっつーと『Yankee Hotel Foxtrot』が名盤とされているし、おれもそのアルバムが大好きなのだけれど、この作品もそれに次ぐような作品だと思う。このアルバムはアコースティック要素が多めな作品なのだけれど、おれはWilcoのそういう部分が大好きなのでハマった。
5 Pinegrove/Cardinal
カントリーやフォークといったアメリカンルーツミュージックの土着的な匂いがするインディーロック。そして、メロディーがとても良い。パワーポップ/インディーロックが好きな人はもちろん、エモやパンクな好きな人にもハマるのではないでしょうか。全体的に粒ぞろいな楽曲が収められた良作。
4 スカート/CALL
澤部渡のソロプロジェクト、スカートがカクバリズムからリリースした3枚目のアルバム。全ての楽曲を3分程度にまとめた極上にポップなアルバム。表題曲の"CALL"がおれはめちゃくちゃ好きです。おれはiTunesで買ってしまったのだけれど、歌詞もよいのでちゃんとCDで買えばよかったなー、なんて思ってる。
3 Noname/Telefone
これはよく聴いた。シカゴのフィメールラッパー、Nonameの無料でリリースしたアルバム。トラックがとっても良くて、且つ女の子っぽい感じのキラキラしたモノを感じる。テンションを抑えたような感じのラップの仕方も非常に好み。Apple Musicとかのサービスに加入していなくても、Sound Cloudとかで無料で聴けたりダウンロードできるので、是非。
2 Weezer/Weezer (White Album)
ウィーザーの10枚目のアルバム。これはもうなんつーかこー「ウィーザーが帰ってきた!」みたいな感じに思えるようなアルバム。全体的に風通しが良く、かつまとまっている良作だな、と感じた。メロディの良さも流石、と言った感じだ。多分、2016年で一番聴いたアルバムはコレだと思う。
1 Chance The Rapper/Coloring Book
というわけで今年イチはコレ。SabaやNonameと同様にApple Musicのような各種ストリーミングサービスとかMixtapeのダウンロードサイトで無料で提供されているアルバムなのだけれど、こんな極上の音楽が無料で提供されるなんてもうなんかすごい時代だな。作品の素晴らしさもさることながら、そういうビジネスの仕方も含めて最先端だなあ、と感じる。おれは海外のヒップホップの楽曲を聴く時には「気持ちよさ」「心地よさ」というのを重視するのだけれど(英語わかんないし)、そういう観点ではこのアルバムは最高に気持ちがいい。ずーっと聴いていられるほどの心地よさ。そして、カニエやジャスティンビーバーも参加していたりとゲスト陣もすごく豪華だ。