廃盤の音楽を聴く方法を考える

普通のロック/ポップスなら昔の音楽もリイシューされたり、iTunesでリリースされたりと、現代でも簡単に購入して聴くことができるが、アンダーグラウンドなハードコアなどはなかなかそうはいかない。ほとんどがインディーレーベルからリリースされているので、プレス数が少なかったり、レーベルの倒産などが原因で一度機会を逃してしまうと、その先聴くのが困難な状況となってしまう。

だけど、周囲の人たちが「○○の△△って音源すげえいいよ!もう廃盤だけど」みたいなことを言っていると、どうしても聴きたくなるのが音楽好きの性。なので、そーいう音楽を聴く方法を考えてみた。


1.中古レコード屋やオークションで探す

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最もベストな方法。しらみつぶしに探していけば、結構見つかったりする。ただし、べらぼうに高い場合が多い。レア盤なのでしゃーないっちゃあ、しゃーないんだけれど。とはいえ、パンク/ハードコアのレコードだとメジャーアーティストのオリジナルレコードのように何万円、何十万円とすることは無い。どんだけレア盤でも大抵、一万円以内で購入可能なので、どーしても欲しかったら買ってしまったりする。オークションはたまに転売屋がいるので腹立つけど。


2.レンタルで探す

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神保町に「ジャニス」っていうレンタルCD屋がある。ここではTSUTAYAなどの普通のレンタル屋では取り扱いされていない、アングラミュージックが取り扱われていたり、すでに廃盤になっているCDなども取り扱いされている。んで、かなり重宝した。聴きたい廃盤がそれなりに聴くこともできたし。確か、裸のラリーズのブートシリーズも扱っていた。ただし、レア盤は普通のレンタルの価格よりちょっと高かった記憶。高円寺の「スモールミュージック」も「ジャニス」より小規模ではあるけれど、普通のレンタル屋じゃ扱っていないCDをたくさん扱っているので良く通う。


3.友達に借りる

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CDだったらそれを借りたり、レコードでもCD-Rに変換できるので、それをもって貸し借りしたりする。特に金の無かった学生時代はよく貸し借りした。ただし、貸し借りのトラブルにはご注意を。知り合いが借りたレコードを金が無くて中古レコード屋に売りさばいて、大変なことになっていた。くわばら、くわばら。あと、借りパクもダメゼッタイ、といいつつ、ウチのCD棚には何枚か借りっぱなしのCDがある。今度、返そう・・・。


4.ネットで違法ダウンロード

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一番最悪の方法だが、一番楽。意外とレア盤がYouTubeに上がっていたりする。ポチっとダウンロードしたい衝動にしばしば駆られるけれど、とりあえず聴くだけで我慢できている。まあ、それもあんま良くないとは思うんだが、たまに悪魔が囁いたりする。廃盤だからダウンロードしてもいいじゃねーか、みたいな。なんとか頑張って耐えている状態。


5.ライブで聴く

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レコードが廃盤状態のバンドでも活動しているバンドは多い。バンド側の意向で少数プレスっていう場合もしょっちゅうあるし。なので、レコードなどで聴けないならばもうライブにいって聴くしかない。てか多分、そーいう意向のバンドはレコードを聴いて欲しいんじゃなくて、ライブを見てほしいんだろう。レコードはあくまで記録というか、アーカイブというか。



こんなとこだろうか?他にはリイシューされたりディスコグラフィが発売されるまで我慢する、という方法もあるけれど、一生聴けない可能性もある。まあ、最近はレーベルによっては廃盤だった作品をリイシューしてくれたり、ダウンロード販売してくれるところも多い感じなので助かっているし、聴きたかった作品を頑張れば聴ける環境ではある。