今、日本で一番かっこいいバンド、かどうかはともかく、一番ストイックなバンドだと思っているskillkillsのワンマンを見に吉祥寺WARPに行ってきた。サードアルバムリリースのレコ発。
最近はライブに行く回数もすっかり減ったし、これ見てーなー、って思ってたライブも、めんどくさいから行かなくていいか、みたいに思うようになってた。腰の状態があまり良くないし、ずっと立ちっぱなしはキツイ。まだ、若いつもりで入るけれどなあ。まあ、そういうちょっとライブ離れしている感じだったんだけど、このライブはやっぱり外せなかった。何気に今年初ライブ。Blurは結局、行けなかったんすよ。
感想
カッコよすぎた！マジでヤバい。ホントヤバい。ヤバいヤバい言ってるとバカっぽいが、ヤバかった。普段、どんなライブでも途中で見るのに疲れてダレてしまうんだけど、昨日のライブは「もっと見たい、もっとやって欲しい」なんて俺には珍しく、そんな気分になった。
今回のライブは二部構成になっていて、前半がファーストとセカンドの曲、後半が新譜と新曲、という構成。前半でもめちゃくちゃストイックでかっこよくて、もうお腹いっぱいだよ、と思ったんだけど、後半がさらにその上を余裕で越えてきた。新譜は買っていなかったので、どんな感じなのかは未体験ゾーンだったんだけど、さらに進化、深化していた。アルバムに収録されていない新曲もカッコよかったなー。
もっと売れて、もっとデカイところでやれるバンドだと思う。フジロックやサマソニに出演したって、全く驚かないぞ。ちなみに今度、eastern youth主催の極東最前線に出演するらしい。イースタンも最近、全然観てないなあ。せみしーぐれの・・・。
（写真撮るの下手すぎる。）
ライブ後、吉祥寺WARPに併設されているtoosmell recordsで新譜であるサードアルバム『ILLGENIC』を購入。ライブが素晴らしすぎたので、CDだとちょっと物足りなく感じるのかなー、とは思ったけれど、完成された変拍子をベースにしたトラック、そして上に乗るリリックをじっくりよく聴ける。かっこいいなー、ホント。より黒く、よりディープな仕上がりになっている。まあ、とは言ってもライブの方が凄かったけれど。つーか、これらの複雑な曲をよくライブでやれるなー、と感心する。ちなみに今作からBlack Smoker Recordsから離れ、自主レーベルからリリースされている。
ZAZEN BOYSや54-71などのちょっと変態でHIP HOPと親和性が高いロック、ポストパンクやマスロック的サウンドが好きな人は間違いなく好きだろうし、Kanye Westが昨年出したアルバム『Yeezus』が好きな人は気に入るかもしれない。
toosmell recordsでこのCD買うと、この作品の原型みたいなデモCD-Rが特典でもらえる。
