名字

おれの名字はカクタニといって、別にこの名字が特別好きなわけでもないし、かといって嫌いなわけでもないのだけれども、一つだけこの名字で困ることがある。レストランとかで席を待つ時にリストに名前を書く時があるけれども、このリストがカタカナで書くやつだった場合、「カクタニ」と書くと、結構な頻度で「カワタニ」に読み間違えられることがある、ということだ。先日、行ったカレー屋もカタカナで書くタイプの席待ちリストだったのだけれど、そのときも「カワタニ」に読み間違えられた。あと、電話で「カクタニです」っつって予約して、店に行ってみたらカワタニって書かれていたりというのも一回だけある。まあ、大抵の場合「あ、読み間違えらたけどまあええか」っつって、「はいはい、ワタシがカワタニです」みたいな顔で店員に申し出るのだけれど、一番困るのは本当にカワタニさんがいた場合。「◯名でお待ちのカワタニ様〜」って言われて、カワタニ面して店員に申し出てみたら、本当のカワタニさんがいて「いや、おれがカワタニですけど?」みたいな感じになったら、これはもうなんだか、モノマネ番組で本人が登場した時のような心境にならざるをえない。まあ、今のところそういう事はないのだけれど、今後はあり得るので、今度から席待ちリストにはあんまりなさそうな名前……オニガワラとかにしようと思ってる。あ、けど、オニガワラだったらオニガクラに読み間違えられるリスクがあるか。下手したら「二」と「ン」を読み間違えられて、オンガワラって呼ばれるかもしれない。そう考えると、カタカナという言語の仕様が悪いという風にしか思わざるをえないのだけど、どうですかね。

単純におれの字が下手っていう可能性もある。一応、気をつけて書いているんだけどな。