カレー日誌

昨夜のカレーの模様。

カレーに生卵を投入するのは関西人に多い、というウワサがある。また、大阪にある自由軒という店がカレー+生卵の発祥とされている。

おれは関西人なので、幼いころからそういったカレーに生卵をかけるという文化(?)に親しんできた、と言いたいところであるが、生卵を入れるようになったのは東京に来てからである。むしろ、関西に住んでいたころはそういうことをしている人がいるのは知っていたものの「ありえへんやろ」とか思っていた。というか、昔は生卵があんまり好きじゃなかった。卵かけごはんなども殆ど食べなかった。ところが、ある日、何を思ったか卵かけごはんを食べてみたのだが、それがなかなかどうして旨かった。そして、それから生卵に対する心の距離を縮めることができた。ATフィールドの中和とはこのことだろうか。それから、おれはカレーに生卵をかけるようになった。もちろん、毎回ではない。カレーを大なべで作ると、何回も食べることになるが、そのうち1回か2回くらいは卵をかけている。

んで、これやっているとたまに「おれ、関西人ぶっているなあ」と思ったりする。先ほども述べたように、カレーに生卵をかけるのは関西人に多い行為であるとされている。東京に出てきてから、いつも、というほどではないのだが、たまに自分が関西出身であることに対してちっぽけなアイデンティティとかプライドみたいなものを見出していて、そのためにそういった関西人特有の行動をしているのかもしれない。違うかもしれない。わからない。ただ、もしかしたら、関西にずっと住んでいたら逆にカレーに生卵なんてかけることはなかったかもしれない。

また、少し話は変わるかもしれないのだが、会話でマクドナルドのことを話すとき「マクド」と言うことが多いのだが、その時もふと「ああ、おれ関西人ぶってるなあ」と思ったりする。無意識に「マクド」と言っていることがほとんどではあるものの、意識的に「マクド」と言っていることもたまにあるし。