「腹は減ってないけれど旨そうだから食べる」か「旨そうだけど腹は減っていないから食べない」問題

そういう問題があるのかどうかは置いておいて、このような問題に今直面している。僕が働いている会社には食堂があるのだけれど、今日のメニューに僕の大好きなトンカツがラインナップされていた。しかもヒレカツだ。旨そうだ。何と言ったってたった400円で食べられる。だけど、今日の朝は天ぷらそばを食べてきてあんまり腹が減っていない。サンプルに置かれたヒレカツは旨そうだ。食べようと思えば食べられる。だけど、今食べるとお腹に厳しい状態(胃袋的にもビジュアル的にも)になるのが目に見えているので僕はタイトルにある後者、すなわち「旨そうだけど腹は減っていないから食べない」を選択した。

この問題というのは何も食事に限ったことじゃないと思う。例えば、仕事選び、特に転職するかどうか、というケースにも当てはまる。場合によっては、仕事をしないという選択を取る際にも突き当たる問題じゃないかなあ、となんとなく思った。買い物をするときもそうだし、他人とのお付き合いだとか、結婚とかでもそうなのかもしれない。

ひょっとしたら、何か旨いモノに出会ったら迷いなく「食べる」という選択を取れるようにするために、いつでも腹を減らしておく、という状況が最も良いのかもしれない。これが、ハングリー精神というやつだろうか(たぶん違う)。