アダム・ピアース率いるmice parade。ポストロック、エレクトロニカ、音響系の楽曲を演奏する彼らのファットキャットレコーズから2010年にリリースされた作品。mice paradeといえば、ポストロックを軸にして美しい楽曲を聴かせてくれるというイメージで、この作品でもそのイメージは覆されることは無い。ただ、この作品はそれまでの作品に比べて民族音楽的なアプローチが強い印象。ブラジル、スパニッシュのリズムや、アフリカンでパーカッシヴな楽曲が多いと思う。
mice paradeの作品のお決まりと言えば、多くのゲストを参加させる点、特にヴォーカルのゲストが多く、少し前のアルバムではクラムボンの原田郁子がゲストとして参加していた。この作品ではGregory and the Hawkの人(名前は知らん)が参加している。ボサノヴァの女性ボーカルのように透き通った声が良い。