平成の最後の日に平民金子と会う日記

もう10年以上東京に住んでいて、すっかり東京の住人のようなツラをしている。それでもやはり未だに異邦人のような感覚がちょっとだけだけど、どこかしらにはある。もちろん、居場所がないというわけでもないし、東京にも愛着のある街や地域というものはある。特に吉祥寺とか神保町なんかはすごく好きなところだ。けど、年に何度か神戸を訪れるとやはり「帰ってきたなー」という感覚を覚えるのだ。そんな、おれの帰るべき神戸という街には過去にはイチローが住んでいたり、今はイニエスタが住んでいて、そして平民金子が住んでいる。
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平民金子を知ったのはいつ頃か覚えていないが、平民新聞の文章、写真の日記がはてなブックマークにのっけられていたことから知った(のだと思う)。インターネットというデジタル上でありながら、ある種の路地裏感や埃っぽさや人間臭さみたいなものが感じられて「あー、すげーなー」とか思いながら、平民新聞RSSフィードに登録して文章を読んだり写真を見たりしていて、今に至る。
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おれ自身たまに写真を撮ったりして、インターネット上にのっけたりしているのだが、それは多分平民金子が居なかったらやっていなかったことだ。平民金子の写真を見ておれは「あー、これでええんかー」と思った。誤解を招く表現かもしれないが、そう思えたため、今もたまに写真を撮ったりして、それをインターネットで人に見せびらかせている。
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平民金子が東京に住んでいた頃、ツイッター平民新聞を一方的に見てみると、生活圏内や行動範囲がおれと被っている部分があったので、こちらからコンタクトを取れば会おうと思えば会えたような気がする。多分。おれの文章に対して稀にはてなブックマークをつけてくれたり、ツイッターでも繋がってはいたので、ネット上でもほとんど会話はしたことないけれど、まあ、自分で言うのもなんだけど、うっすら袖が触れ合うような関係ではあったと思う。そうこうしているうちに、平民金子は神戸に移り住んだ。
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そして、平成最後の日に、おれが生まれ、育った街でおれは平民金子と初めて会った。まあ、別に特にこれといって何を話したわけではないけど。大写真展、すごくよかったし、神戸でこれが催されたことに、ちょっとした嬉しさをおれは感じる。
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そのあと甲子園に行って野球を見た。