最近聴いた音楽

音楽の事を全然書いていなかった。新譜もそれなりに聴いているのだが。そういうわけなので、書くという行為に及ぶことにした。☆つけたやつが特に気に入ったやつ。




LIBRO/風光る

風光る

風光る

ヒップホップ。去年リリースされた『拓く人』も良かったけど、コレも良い。甲乙付け難い。おれ、LIBROってあんまり知らなくって、ちゃんと聴いたのは『拓く人』からだったのだけれど、ラップもさることながら、トラックがすごく良いなと思っていて、その良さというのは今作も発揮されている。曲はこのアルバムだと"NEW feat. ポチョムキン"とか"キミは天を行く"あたりが個人的には好きだ。

The Hotelier/Goodness

Goodness

Goodness

エモ。そして、ひねくれたエモっていうよりも、割と真っ直ぐなエモ。Jimmy Eat World直系って感じだよなあ、とおれは思うんだけれど、どうだろうか。あんまりシンガロングっぽいパートは無いけれど。全体的にギターリフとボーカルのメロディで押す感じ。前のアルバム『Home, Like Noplace Is There』も割と好きだったのだけれど、こっちのアルバムの方が全体的に繊細さよりもパワフルさがある。

相対性理論/天声ジングル

天声ジングル

天声ジングル

アルバム出す度にしょうもなくなっている、というのが正直なところだ。しょうもなくなっているというよりも、単におれが関心を失っているという方が正しいのかもしれないが。やくしまるえつこのボーカルとかバンド自体が作り出す世界観(?)的なものに食傷気味になってしまった感じ。曲も悪くはないんだけれどなんだかぼんやりしているなあ、と思う。あとこのインタビューがキツい。

Radiohead/A Moon Shaped Pool

A Moon Shaped Pool

A Moon Shaped Pool

レディヘもアルバム出すたびに「もうどうでもいいよ」感が増していく、のだがこれはなかなか良かったー。tr1"Burn the Witch"のミニマムな展開は個人的にツボ。tr7の"Identikit"もよかったと思う。ちょっとアーサー・ラッセルっぽいなあ、とも思った。ただ、このアルバムの曲をライブで聴きたいかと言われたら微妙でやっぱライブでは"Just"とかが聴きたい。サマソニ行かないけどな。

Modern Baseball/Holy Ghost

Holy Ghost

Holy Ghost

エモ/インディーロック。フィラデルフィアのバンドの3rdアルバム。エモ一辺倒ではなく結構バラエティに飛んでいたりする。tr1からtr2の流れが良い。フィラデルフィアというとどーしてもAlgernon CadwalladerとSnowingを思い起こすけれど、そういったバンドよりももう少し真っ直ぐさを感じる。

Homecomings/SALE OF BROKEN DREAMS

SALE OF BROKEN DREAMS

SALE OF BROKEN DREAMS

インディーロック。Homecomingsの2ndフル。いやあ、相変わらず良い。去年、シングルでリリースされている"HURTS"は事前に聴いていて良いなーと思ったんだけれど、アルバム良い。「グッドミュージック」という言葉はこういう音楽のためにあるんじゃないか、と思う。カッコいいとかカワいいとかヤバいとかブッ飛んでるとかそういうのではなく、ひたすらグッドだ。

Into It. Over It/Standards

Standards

Standards

エモ/インディーロック。Evan Thomasという人のソロプロジェクトの3rd。シカゴでTHEIR/THEY'RE/THEREというバンドのギターボーカルでもある。シカゴでピンとくる人は来ると思うのだけれど、キンセラファミリーの関係者*1。そういうわけでアクロバティックで変態的でアッパーなエモがメインの楽曲もあったりしつつ、唄をメインとしたアコースティックな楽曲もあったりとバラエティに富みつつバランスが取れた一枚。キンセラ周辺が好きなら好きだと思う。

☆ Frankie Cosmos/Next Thing

Next Thing

Next Thing

インディーロック。グレタ・クラインという人のソロプロジェクト。これはすげー良い。ローファイな宅録サウンドなのだけれど、どの曲も2分あるかないかくらいのショートチューン。そしてどの曲もことごとくポップさと良い感じの力の抜け方をしていて、且つ真っ直ぐな感じでめちゃくちゃ最高。コレ、あんまり的を得ていないかもしれないんだけれど、何故だかおれは聴いていてPixiesを思い出した。

Hi'Spec/Zama City Making 35

Zama City Making 35

Zama City Making 35

ヒップホップ。SIMI LABとかOMSBとかのトラック作ったりプロデュースしたりしているHi'Specのプロデュースアルバム。トラックの傾向としてはクラシックっぽいスタイルもあれば、攻撃的なブレイクビーツっぽい感じもあったりと多種多様。そこに様々なゲストが参加している。OMSBが参加している"Goin Back To Zama City"が一番良かったかなー。というか、一番しっくりきた。

☆ Chance the Rapper/Coloring Book


ヒップホップ。ストリーミング限定でリリース、なのかな。おれはApple Musicで聴いた。amazonとかitunesには無い。何かと話題且つ絶賛されているが、確かにこれは良いと思った。カニエ・ウェストやジャスティン・ビーバーも参加していたりとメンツも豪華だ。で、このアルバムのキーとなるのが方々で言われているけれど「ゴスペル」だと思う。もちろん、ベースとしてはヒップホップミュージックではあると思うのだけれど、ゴスペルの要素がふんだんに盛り込まれていて、聴いているとなんだか多幸感にあふれた感じになる。まだあんまり聴きこめていないし、聴くたびに発見がありそうなので、繰り返し聴きたい1枚。

Special Favorite Music/World's Magic

World's Magic

World's Magic

インディーロック/ポップ。所謂シティポップ的な要素を多分に含んだ関西の9人組バンド。大所帯バンドっつーと、いろいろガチャガチャと音数が多いイメージがあるのだが、キレイにまとまっている。3曲目の"Dribble"という曲が個人的にはいいなあ、と思った。ceroのような現代のシティポップが好きな人とかオザケンとかが好きな人はいいんじゃないでしょうか。

☆ Weekend Nachos/Apology

Apology

Apology

ハードコア/パワーバイオレンス。去年もライブ観たし、今年の来日公演も観に行ったのだけれど、もちろん最高だった。ボーカルの人のキャラがなんか好きだ。んで、この音源ももちろん最高。Weekend Nachos節が炸裂しまくっている。様々なハードコアな要素を煮詰めているんだけれど、とどのつまり速い!極悪!カッコイイ!という感じだ。これで解散だなんてもったないなあ、と思う。あと、ベースの人がAmerican Footballのベースと同一人物だというのを知ってすげーびっくりした。だから、マイク・キンセラもゲストで参加したりしてるのかな。


☆ Lost Tapes/Let's Get Lost

Let's Get Lost

Let's Get Lost

インディーロック。スペインのバンドらしい。これは良かった。キラキラしていて瑞々しいギターの音と透明感のあるボーカルの声がめちゃくちゃマッチする。最近のシューゲイザーっぽい要素を多分に含んだインディーロックの感じではあるのだけれど、その中でも特にいいんじゃないか。Real Estateとか好きな人はハマると思う。"Amanda & Grant"という曲がメロディを含めて好きだ。


こんなところか。貯めて書くのは大変なので、もう少しマメに書こうと思うものの多分むーりぃー。

*1:こうやって書くとマフィアみたいだ