神戸

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おれは兵庫県神戸市出身だ。ただ、神戸市には愛着があるものの、兵庫県に関しては特に思い入れというのはあんまりない。神戸と同じく、兵庫県にある尼崎や西宮、加古川や姫路や明石や高砂なんてのはおれにとっては別の国のようなものだ。特に尼崎なんてほぼ大阪だろう、くらいに思っている。神戸出身の人は「どこ出身?」と聞かれたら「兵庫」と答えるのではなく「神戸」と答える人が多いというのはなんか有名な話らしいのだが、多分神戸に生まれ育った人というのは、おれと同じような意識が強いんじゃないかな、と勝手に思っている。また、おれは野球が好きなのだが、プロ野球以外にも高校野球も時間があったら見たりする。高校野球に興味がある人は自分の出身県の高校を応援したり、気にかけたりするだろうが、おれは兵庫県代表でも神戸の高校とかじゃなかったら、例えば東洋大姫路や報徳学園なんかよく出場しているが、あんまりそこの高校が勝とうが負けようがあんまり関心がなかったりする。だけど、これが育英とか、滝川第二とかだったらちょっと気にかけたり、応援しようかな、という気分になる。あとは、なんだろ。ニュースで神戸で事件が起きるとなんかすこしだけ嫌だなだな、という気分になるのだが、兵庫県だとああこんなことがあったんや~、くらいにしか思えなかったりする。要は兵庫という県に対する帰属意識、地元意識が皆無ということだ。もちろん、これはおれの話であって、すべての神戸出身の人がそうだとは思わない。それでもやっぱり、こういう人は多いんじゃないか、という気がしている。逆に神戸じゃない、姫路とか明石とかの人とかどうなんだろう。兵庫県に対して帰属意識があるのだろうか。

ただ、ひとつだけ例外があって甲子園球場を大阪にあるものだと思っている人やそういう風に扱われている場面にはカチンとくるというか、ちょまてよ、という気分になる。