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ご報告

雑文

 今日、通勤中にエスカレーターを乗っていたら、前に立っていた女性が履いていた黒いストッキングがおれの目に入った。特に凝視したわけではない。ほんの少し視界の片隅に入っただけだ。にもかかわらず、その瞬間、何故か急に「黒ストッキングというものは…いいものだ」という気分になってしまった。これは偶然だろうか、はたまた必然だろうか、それとも運命?別にどれでも良い。今日からおれは黒ストッキング=いいもの、という風にしか思えなくなってしまったのだ。そういうわけで、飲み会などでたまに話題に上がる「生脚派?ストッキング派?」という下らない質問に対して、今までは消極的生脚派を貫いていたのだが、今後は即座にストッキング派(ただし黒に限る)と答えるということをご報告しておきますので、宜しくお願い申し上げます。齢三十にして急にそうなってしまったのだが、まあ、長い人生を生きていく過程でそういうこともあるだろう。こういうことをコペルニクス的転回というのではないだろうか。

 ただ、一口に「黒ストはいいものだ」と言っても、黒ストを履いている脚がいいものなのか、それとも黒ストを履いている人がいいものなのか、もしくは誰にも履かれていないペラッペラの黒スト単体でもいいものであると感じられるのか、はたまた黒ストの味がいいものなのか。このように様々なパターンを考えることができるのではないだろうか。なので、今後は自分の中の黒ストッキングに対する「いいぞ」という気持ちがどういうベクトルで向けられているのかを明確にしたい。そのあたりを突き詰めていかないとこの先やっていけないのではないだろうか。おれはやっていきたいのだ。あと、ストッキングとタイツの違いも今ひとつ分かっていないおれがいるので、こちらについても今後研究していく必要があるだろう。

 さあ。外に出よう。黒いストッキングを履いた人がたくさん歩いている。そして、おれは思うのだ。世界は祝福で満ちている、と。

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