トイレはね、誰にも邪魔されず 自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ 独りで静かで豊かで・・・

 今から品が下に近い話をするので、そういうのが苦手、嫌い、という人は回れ右をしてください。はい。俺は結構、胃腸が弱めでしょっちゅうお腹がピーピー、略してOPP(オーシャンパシフィックピース、ではない)な状態になる。んで、これが家とか職場であれば、近くにトイレがあるのでその瞬間に用を足すことができるので別にいいんだけれど、通勤電車中とかはキツイ。帰りの電車ならまだしも、行きの電車の場合はトイレのために電車を降りると必然的に遅刻。やれやれ、って感じです。

 ここからが本題なのだけれど、帰宅中にお腹が痛くなりました。だけど、家までガマンできなくもない、という場合は皆さんどうしますかね?大抵の場合はガマンして家までダッシュ、みたいな感じだと思うんですけれど、どうでしょうか。俺はそうする。顔に汗を垂らしながら、急ぎ足で帰る。しかし、周囲の人には「あ、こいつOPP」と悟られないように涼しい顔は保ったままで。さて、念願の自宅にたどり着きました。ここからが俺のこだわりなんだけれど、多くの人はソッコーでトイレに駆け込むと思う。だけど、俺はそうしない。俺は仕事から家に帰ったらまずやることがあって、カバンに入っているタバコ、携帯電話、kindleもしくは文庫本、iPadをすべて所定の場所に置く。また、時計も所定の場所に置く。あと、夏ならスラックスをちゃんとハンガーにかけ、冬ならスーツとコートをすべてハンガーにかけてクローゼットにしまう。また、着ていたシャツなど洗濯すべきものはすべて洗濯カゴに放り込み、部屋着に着替える。また、食糧を買っていた場合は全て冷蔵庫に入れる。ビニール袋もビニール袋入れに入れる。これらの一連の作業(?)が帰宅の儀式である。

 そして、これらはたとえOPPな状況であっても変わらない。なぜなら、それらをせずにトイレへ一直線で駆け込んだとしたら、きっと落ち着かないだろう。で、ここでタイトルに戻る。そう、トイレは救いの場じゃないとだめなんだ。全てを済ませておかなきゃ俺は安らかな気持ちで用を足すことができないんだ。自由じゃないんだ、豊かじゃないんだ。だから、俺はOPPであってもトイレに一直線駆け込むようなことはしない。