ガレージ・パンクに恋狂い

好きな音楽のジャンルの一つにガレージ・パンクなるものがある。ロックンロールと70's PUNKの中間のような音、超LO-FIでガチャガチャシタサウンドが特徴、と勝手に定義しているんだけれど、多分あんまり間違っていないと思う。んで、ふとした時にガレージ・パンクを聴きたくなるのだけれど、今はまさにそんな気分。なので、個人的に好きなガレージ系のロック/パンクについて書く。とりあえず、10個。

The Sonics

HERE ARE THE SONICS!!!

HERE ARE THE SONICS!!!

ガレージっつったらまずは兎にも角にもソニックスなんすよ。ソニックス聴いていない奴がガレージを語るなよ、とまで言われるくらい。初期衝動が詰まりまくったロックンロールサウンドはマジで最高です。シャウトがめちゃくちゃかっこいい。ガレージ・パンクにとってのラーモンズ。THE BAWDIESのメンバーが度々ソニックスについて言及しているので知っている人も増えたかも。


Thee Headcoats

ベスト

ベスト

俺の青春のバンド、といえばThee Michelle Gun Elephantなわけだけれど、彼らの「Thee」というのはこのThee Headcoatsから取られた。メンバーのBilly ChildishはMilk Shakes、Mighty Caesarというバンドをやっていたガレージ・パンク界のゴッド・ファーザーみたいな存在。一時期White Stripesのジャック・ホワイトと喧嘩してたな。英国的なトラディショナルなロックンロールとパンクの融合が素晴らしい。ベスト盤のライナーノーツはチバユウスケが書いている。Billyはバンドやりまくっていて、レコードを追っかけるのが非常にきつい。


■The Outsiders

Outsiders

Outsiders

オランダのバンド。ちょっとサイケデリック感がある感じでもあるんだけれど、いやー、めちゃくちゃかっこいい。俺が言っているんだから間違いないって。ライブ音源とスタジオ音源が入り混じった1stはドロドロとしたガレージサウンドがなぜだかとても癖になる。ギターの不思議なサウンドが良い。サイケ!1stのCD手に入れるのはめちゃくちゃ苦労した。最近は少しは手に入れやすくなっているみたいだけれど。以前、坂本慎太郎が絶賛していたけれど納得のサウンド。


■Armitage Shanks

Shank's Pony

Shank's Pony

ロンドンにToe Rag Studioっつー、ビンテージ機材が揃いまくっていて、スタジオでの鳴りも最高で、White StripesThee Michelle Gun Elephantくるりもレコーディングに使用した超超超有名なスタジオがあるんだけれど、そこのオーナーのLiam Watsonというオッサンがいるんだけれど、そのオッサンがやっていたバンドがこのArmitage Shanks。Thee Headcoats直系のバリバリな英国サウンドがたまらない。ヘッドコーツよりもパンク色が強い。


■Lyres

On Fyre [輸入盤]

On Fyre [輸入盤]

MC5をもっと汚く、シンプルにロックンロールさせたようなサウンド。最近、CDが再発されて買ったんだけれど、それまでのCDは音が酷すぎてマジで聞けたようなもんじゃなかった。まあ、曲がカッコいいんで聴いていたんだけれどさ。このバンドは個人的にドラムがとても好き。あとキーボードが特徴的っすね。やっぱり。


■The A-Bones

Life of Riley (15 Kaboomin Hits)

Life of Riley (15 Kaboomin Hits)

少しロカビリーっぽさやサーフっぽさも持ち合わせているアメリカのガレージバンド。俺的にはいかにもガレージっぽいサウンドなのでとても好きだし、ガレージなんて良う分からへんわ、という人にも聴かせたいバンド。んで、ロックオンロールのドロッドロな「楽しさ」みたいなものを聴いていて感じることができると思う。


■The Kaisers

SQUAREHEAD STOMP! (直輸入盤・帯・ライナー付き)

SQUAREHEAD STOMP! (直輸入盤・帯・ライナー付き)

このバンドはマジで最高!90'sのバンドなんだけれど、ハンブルク時代のビートルズ、マージービートを思わせるサウンド!シャウトもめちゃくちゃカッコいい。日本にNEAT BEATSというバンドがいるんだけれど、彼らはこのThe Kaisersを観たことをキッカケにバンドを結成したらしいっす。ヘッドコーツとは異なったブリティッシュサウンドが本当にカッコいい。


■The Music Machine

Talk Talk

Talk Talk

チープなオルガン、ファズギターというガレージを形作る重要な要素がバリバリ前面に出まくっている。兎にも角にもこのバンドは1stアルバムの一曲目"Talk Talk"が全てといっても過言じゃない。ガレージ・パンクに必要な要素が全て兼ね揃えられていると個人的には思う。アグレッシヴな演奏が最高。


■The 5.6.7.8's

Bomb the Rocks: Singles

Bomb the Rocks: Singles

日本のバンド。タランティーノの『Kill Bill』に登場していたので知っている人も多いかもしれないけれど、彼女たちは日本のガレージ系のレジェンドっす。メンバー全員が女性なんだけれど、とにかく暑苦しい。全員和田アキ子の遺伝子を受け継いでいるんじゃねえのか、と思うくらい。だが、それがいい少年ナイフのガレージバージョン。


KING BROTHERS

★★★★★★★(KING BROTHERS)

★★★★★★★(KING BROTHERS)

最後はコレ。やっぱり、TMGEと並んで俺が古いガレージにハマったキッカケでもあるので。浪人生の頃はめちゃくちゃライブに行きまくったりした。ぶっちゃけキングは音源はどうでもよくて、とにかくライブを見に行った方がいい。あんなにカッコいいライブをするバンドは世界広しといえど、なかなかいないと思う。俺の中ではやっぱりガレージパンク、ガレージロックといえばKING BROTHERSがまず最初に出てくる。



★★★★★


この記事を読んでガレージ・パンクに少しでも興味を持った人は西新宿のBARNHOMES RECORDS : Garage Punk/Punk/Rock'n Rollの専門店に足を向けると良い。多分、日本で随一のガレージ系の音源を専門的に扱うお店。通販もできるみたい。今回扱ったのは有名どころばかりだけれど、このジャンルは探れば探るほど奥が深い。こちらの本も参考になる。

ガレージ・パンク (ディスク・ガイド・シリーズ)

ガレージ・パンク (ディスク・ガイド・シリーズ)