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映画『ジャンゴ 繋がれざる者』を観た

観たいなあ、観たいなあと思いながらずっとスルーしていたんだけどやっと観た。



タランティーノの大ファンというわけではないんだけど、やっぱり好きで。タランティーノの良いとこはなんだかんだ言いながら、エンターテイメントに徹しているところだと思う。んで、この作品も最高のエンターテイメント作品で観てて面白かった、というよりも楽しかった。



黒人奴隷制度とか、そーいうのをテーマに内包してしまうとかなりヘヴィで社会派な作品になってしまいがちで、まあ、それはそれで好きなんだけれど、この作品もそーいう部分が無くは無いけど、やっぱり見所は打ちまくり、殺しまくり、最後は爆発、ってとこだろう。

んで、この作品が楽しめるのはやっぱり、虐げられる側が虐げる側をぶっ殺しまくる、というある種の負け犬側にとっての快感やカタルシスがあるからなわけで。ディカプリオが演じるキャンディをはじめこの作品に登場するアメリカ白人は悉くクソしかいないので、観ながら「早くぶっ殺されねーなー」とか思ってたんだけど、ちゃんと皆さんぶっ殺されるので安心した。



サミュエルLジャクソンが演じる役は今作ではかなりクソ野郎というのを前情報で聞いていたが、その通りかなりのクソ野郎だった。えー、簡単に言ってしまえばスネ夫的ポジションですねぇ。まあ、もう少し力はある感じだけど。んで、ご存知の通り彼って黒人じゃないですか。奴隷制度の時代を描いた映画なのに、黒人のクソ野郎?確かに、その類の映画だと白人はクソ、黒人いい人みたいな単純な図式になりそうなんだけど、実際はそんなわけなくて。黒人だろうが狡猾な奴はどこにでもいる。そーいう、ある種の汚れ役をサミュエルは今作で演じている。ちゃんとぶっ殺される。



クリストフ・ヴァルツの役どころは主役のジャンゴをサポートし、彼を良く理解するドイツ人、という非常に魅力的な感じ。そういう、いい奴的なポジションではあるんだが、賞金のためであるなら息子の目の前で賞金首ぶっ殺したりと、「あれっ?」な面もあるわけだけど、そーいう面も含め個人的には好きなキャラクター。



色々書いたけど極上のエンターテイメント作品だし、何も考えずに観ることができて、カタルシスを得ることができる傑作。あー、楽しかった。中盤のキャンディの屋敷で打ち合う場面の中でバックにヒップホップ(なんの曲か調べていない)が流れて、カメラがスローモーションになるシーンはいかにもタランティーノ!って感じで楽しめた。