好感を持つ人だから擁護する

経産省の官僚が覚せい剤で捕まったらしいけど、ピエール瀧を擁護してた連中どうしたの?笑という増田があったので、以下のようにブコメをした。

経産省の官僚が覚せい剤で捕まったらしいけど、ピエール瀧を擁護してた連中どうしたの?笑

ってか、ピエール瀧だから擁護してた、のどこかあかんのかわからん

2019/05/10 13:54


官僚がクスリでパクられようがどうでもいいんだが、この増田は「ダブスタ」だとか「理屈や筋が通ってねえ」と言いたいんだろう。けど「その人が好きだから、罪を犯しても許す」の何が悪いのかおれにはわからん。その一方で「同様の罪を犯した嫌いなやつをボコボコに殴る」というのも何が悪いかわからん。そういう風な言動とってるとアホが「ダブスタ」だのなんだのうるせぇんだろうけれど、そういう奴には「うるせぇバーカ」っつって返しておくわ。

ヘイトスピーチ中韓に関するデマを垂れ流しているベストセラー作家がおりますな。本屋に行けば、そいつの本が平置きされていたり、映画化されていたりもする。本を読む気も映画を観る気もしないし、そもそも本も全部焼き尽くせ、映画化とかふざけんな死ね、そんなクソな奴が原作の映画作るんだったらほかに作る映画あんだろ、とか思っている。なんでかっつーと、マジでそいつのことが嫌いだからであり、そいつの作品も内容はどうあれクソ、そいつが垂れ流してきたヘイトスピーチやデマと同様唾棄すべき存在だからだ。一方で電気グルーヴピエール瀧に関しては、別に大ファンというわけではないが、それなりに好感を抱いてきた存在なので、作品が回収されたり、サブスクから消されている事態に対してはやめてくれやと思う。

アヒトイナザワが過去にネトウヨじみた言動をしたり、そういう類の楽曲を発表していた、というのがNumber Girlの再結成が発表されたタイミングでちょっとした騒ぎになっていた。おれはそういう思想はクソだと思うし、アヒトアホかよ、って思ったけれど、やっぱりNumber Girlはすげぇ好きだし、アヒトのドラムも好きだし、そういうことがあろうがなんだろうがライブめちゃくちゃ観てえ。だから誰かおれにチケットを恵んでくれ。んで、これがアヒトじゃなくてどーでもいいミュージシャンだったり、バンドだとしたら、今すぐバンド解散して音楽やめろ、そいつの音楽を聴いたら、おれの耳が腐る、くらいには思う。

中島らもなんかも大麻でパクられたり、法律は犯していないものの散々酷いことをしてきて、わりとクソな人間に入る方だと思うんだが、それでもおれはいまだに彼の本を読み返す。それはそういうあかん行いを無視できるくらい、彼の作品や彼自身に魅力を感じ、総じて言えば好きだからだ。それはアヒトにしろ瀧にしろ同様。別に有名人じゃなくてもいい。おれが好きな友達や家族がなんか罪を犯してもできる限りは擁護したいし*1、一方で嫌いな奴が罪を犯したらザマーミロと言うだろう。

筋や理屈が一貫するほど人間なんてきれいじゃないし、そもそも一貫させる必要なんてないだろう。それをごちゃごちゃ言ってくる奴はそこらへんにたくさんいるけれど、おれはそれらに対して「うるせーよ」って言い返せるくらいの胆力は持っておきたいな、と思う。

*1:叱るというケースもあるが、これは擁護の一種だとおれは思う

フィジカルでコンテンツを摂取する話



昔はマンガって紙でばかり買っていたんだけれど、このところは収納スペースの都合上、kindleで買うことが多い。持っていたマンガの大半も自炊して、kindleで読んでいる。だけど、panpanyaや阿部洋一のマンガとかは同様の理由で紙で買っている。「よつばと!」はkindle版が出ていないが、たとえ出たとしても、紙で買い続けるマンガだと思う。これは紙で読みたくなるマンガが優れている、優れていない、という問題ではなくて、kindleで買っているマンガでも好きな作品は多い。単純に向き/不向きの問題でしかない。書き込み量であったり、その作品が持つ質感とか雰囲気とか。要はその媒体でおれ個人のテンションが上がり切るか切らないか、満足できるかの問題だ。

音楽でも同様だと思っている。音楽は今はSpotifyApple MusicやiTunesのデジタル音源で聴くか、レコードのアナログ音源で聴くか、という選択になっている。cdではほとんど聴かない。んで、やっぱり音楽作品とかジャンルによっても、これはデジタルでもいいか、これはアナログで聴きたい、というのがあって、例えばヒップホップとかクラブミュージック、最近のR&Bなんかはデジタルで十分に満足できるのだが、古いロックンロールとかブルースとかガレージパンクなんかはやっぱりレコードで聴きたいと感じる。これもマンガと同様に前者よりも後者の方が優れているとかそういう問題ではなくて、やはりおれ自身がそれで満足できるかどうか、という話でしかない。

結構、アナログ・フィジカル媒体に関して語るときにその媒体の良さだけが語られることが多いけれど、その媒体によってパワーが増幅する作品、それほどしないコンテンツやジャンルがあるよなあ、とぼんやりと感じる。